その男とは、綱吉本人だった。
綱吉は死ぬ直前、不思議な現象にであった。骸という男が自分は案内人だと名乗った。
君は、まだ死ぬ予定ではなかった。しかし、死んでしまう。きみに、最後のチャンスをあげます。
君は後悔している。 君はまだ、現世を思っている。今のままでも来世に行くことはできるが、後悔したことをやり直すチャンスをあげます。 だけど、君は君ではない君だ。繰り返す輪廻をたどる君とは別の、君になる。君は誰にも君だということを告げてはならない。知られてはならない。 君はその違う君で、後悔したことをなすことだ。
3日間だけやろう。大丈夫。君ならなすことができるだろう。 だけど、もし君が誰かに告げることや、知られることがあったときには、君の体は消える。 大丈夫、君の存在がなくなるわけではない。強制的に、来世に廻るだけだ。
いいですか、3日ですよ?いってらっしゃい。
骸は笑って綱吉を送り出した。








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