アカは彼の色。そして、私達の色。
あなたが残してくれたアカは私達に罪の記憶を永遠に思わせ、狂わせる。

ああ、あなたは最後まで笑っていた。最後まで嬉しそうに楽しそうに微笑んで。
そんな痛々しくて、とても綺麗な笑顔をみていられなくて。(直視できなかったのはどうしてかしら)

「世界を愛しているから」と泣き笑いながら言ったその口で「人間は、嫌いだった」とあなたはいった。
そう思わせたのは私達だけではないだろうけれど、私達が発端だっただろう。
いっそ、罵って、ふざけるんじゃねぇといってくれていたら。
それが出来ないようにしたのも私達だけれど。


言葉は彼をいっそう傷つけ、彼の心はぼろぼろだった。
誰かがそのことに気付ければ何かが変わっていたかもしれないなんて理想を抱く。


あなたのアカで染まった私達の手はもう一生消えることのない証として残るでしょう。
私達は、私は、その罪を一生背負っていくのでしょう。
その位の責め苦なら喜んで背負いましょう。


あなたの苦しみはこんなものではないと分かったから。


だけど、せめて。
せめてもう一度あなたに逢いたいと思う。
逢ってあなたに謝りたいと願う。


それは私の傲慢な考えでしょう。



どうか、ゆるしてください。



いつまででもあなたを待ちましょう。

戻って来ることがなくとも、それでも私は願い続けます。



全ては結果。そう、結果でしかないのだと―――











「ルーク」









いま、あなたはしあわせですか?










笑うあなたの横顔と、そのどこか遠くをみている姿が目に映ります。















その鮮明なアカに魅入ったのは、

(彼のせいだと思うことが出来たら)
(そうしてまた過ちを犯すのだろう)





08/03/01 chisa