「ねえ、カヲルくん…」
「何だい、シンジくん?」
「カヲルくんは、どうして僕と一緒にいてくれるの?」
「え?どういうことだい、シンジくん?」
「カヲルくんは…、カッコよくて、勉強も出来て、運動もできて…、女の子たちからすごく人気もあって…、すごくすごく、たくさんのもの持ってて、…でも、僕は何も持ってない。僕は、カヲルくんの隣にいていいような、奴じゃない…。なのに、どうしてカヲルくんは僕の隣にいてくれるの?」
「君は、自分の魅力に何も気づいてないみたいだね」
「僕の、魅力?そんなものないよ…」
「シンジくんには魅力がいっぱいだよ。シンジくんがただその魅力に気づいてないだけさ」
「そんなこと…」
「シンジくんは誰にでも優しくて、人の痛みを自分のことのように受け止めて一緒に悩んであげることが出来る。料理も上手で、家事だってできる、心の芯も強い。他にもたくさんあるよ。ほら、君の魅力はこんなにたくさんあるんだよ」
「は、恥ずかしいよ…」
「恥ずかしがることはないよ、全てほんとに君の魅力だ」
「…、ありがとう…、カヲルくん」
「そんな魅力あふれる君だから、僕は君の隣に居続ける。それに、もしそれすべてが君からなくなったとしても、僕は君の全てを、君自身を愛しているからね。だから、僕は君の隣にいるよ」
「か、カヲルくん」
「だから、自信を持って、シンジくん」
「あ、ありがとう…」

君が君であり続ける限り、僕は君の隣にいるよ。










こちらのカヲシン小説もヒバツナと同じく鈴春さんにリクエストして貰っちゃいましたっ!!! 本当にありがとうございました!!!
カヲルくんとシンジくんの魅力が存分に描かれていて、その通りだと!
シンジくんカワイイよぉぉぉ!!!!
本当に、本当にありがとうございました!
2012/01/26